借金返済方法には名義変更が有効?そもそも可能か知りたい

借金返済方法には名義変更が有効?そもそも可能か知りたい

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2018.09.11

名義変更で借金返済は可能?

借金の名義は基本的に変えることができない

借金返済名義を両親または妻に変更したいと考えても、基本的に変更ができません。理由としてはお金を借り入れする際に必ず審査があります。債権者(貸主)があなたに返済能力があると判断し、お金を貸しているので途中から名義変更をして別の人へ変更はできません。

夫婦間であれば家族だからOKと考える場合もありますが、それは債権者(貸主)が応じるかどうかです。基本的に名義変更することで債権者にはメリットがないので、名義変更はほぼ不可能と考えましょう。

結婚して名義が変わったら旧姓の借金はなくなる?

結婚をして名義が変わった場合でも旧姓の借金はなくなりません。旧姓だから債権者にバレないと思ったら間違いです。債権者もいろいろと調べあげて追跡するので注意しましょう。万が一、債権者から督促がなくなり安心してそのまま放置した場合、以下の3点のデメリットがあります。

  • 旧姓でブラックリストに載る
  • 新たにクレジットカードの作成や借り入れができない
  • 支払いを放置することで、遅延損害金が発生し借金にプラスされる

こういったことから、契約者が結婚した場合の名義変更は問題がありませんので、すみやかに名義変更の手続きをしましょう。

両親や妻が自分名義でお金を借りていたら?借金返済方法はどうする?

あなたの名義で家や車、その他のローンを組んでいた場合、あなたの支払い義務になります。例えば妻があなたの名義で買い物をし、そのローンが膨れ上がった場合でも借金はあなたのままです。妻が借りていたとはいえ、名義はあなたなのでここで名義変更することはできません。では支払いはどうすればいいのでしょうか。

こういったトラブルが発生した場合は、まず専門家へ相談する必要がありますが、恐らく妻が自分名義で他の債権者から借金をして、あなたに少しずつ返済する方法を提案されるでしょう。

名義変更ができない理由とは?

名義変更ができる場合の条件とは?

名義変更をすることのメリットがほとんどないので、受け入れてくれる会社はほぼないに等しいです。しかし場合によっては債権者(貸主)の同意を得ることができれば、名義変更の対応をしてくれることがあります。(このことを債務引取といいます)

企業側はリスクしかないから名義変更はNG

企業側はなぜ名義変更に応じないのでしょうか。それは、手続きが面倒であることや新たに変わる名義変更者の審査をしなければいけないからです。企業側からしてみると、名義変更をするぐらいなら名義人になろうとしている人が新たにお金を借りて、そのお金を今の名義人に渡せばいいだけのことです。わざわざ名義変更をしてまで対応するメリットが企業にはありません。

どうしても名義変更したい!その方法とは?

債権者に名義変更ができないと断られてしまった場合、名義変更する予定だった人に借り入れをお願いしてみる方法があります。まずあなたの借金額分のお金を借りてもらい、あなたの借金を返済します。返済が完了してから、名義変更する予定の人の借金を返していけばいいのです。

どうしても名義変更したいからといって、あなたが名義変更予定者の名前を使って借り入れすることはできません。必ず審査のため、会社へ在籍確認の電話確認が入ります。そのとき身に覚えのない借り入れであれば相手は拒否をするでしょうし、何より他人名義で勝手に借り入れを行おうとすること自体が犯罪です。絶対に止めましょう。

どうしても困ったら専門家へ相談

借金の返済額が膨れ上がり支払いが困難になる前に、専門家へ相談しましょう。名義変更ができず借金返済に困ったら債務整理を検討するのも一つの方法です。債務整理=自己破産ではありません。一度専門家に話をしてあなたの収入と借金額を見直すことで、生活にあった無理のない返済方法を提案してくれます。

悩んでいても勝手に解決はしないので、早めに専門家に相談しましょう。最近は弁護士の無料相談窓口が設けられているケースや、経済的に余裕がなければ法テラスで無料相談にのってくれます。

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